誰もがプロデューサーの時代に?共通の話題で化学反応を起こすオープンアイデア型サービス

昨日の安藤の記事に触発されて、私も続いてオープンアイデア型サービスについてご紹介します。
何もオープンアイデア型サービスは海外だけのものではなく、日本でも徐々にその兆候は見え始めています。

重要なポイントは、ファンはプロデューサーであるという認識を持つことです。
それでは3つの事例からひも解いて見ていきましょう。

◆Mazer-「ニッポンをより良くするためのアイデア」をみんなで考えてまぜる。その方法と仕組み-

Mazerは経済産業省主導で「クール・ジャパン戦略事業」の一環として行われているものです。
お題は、「日本で子どもの数が増えるための方法」を考えて下さい。といったものや、「自転車社会を飛躍させるアイデア」を考えて下さい。など著名クリエイティブディレクターがアイデアを募ります。

例えば、「海外展開したら良いと思う食のアイデア」を考えて下さい。というお題に対してピタゴラキッチンというアイデアが企業に入札されています。
NHKでおなじみのからくり装置をシュールに放送するピタゴラスイッチ×食とは天才的ですね!
人気順に選ばれたアイデアは、Soup Stock TokyoPass The Batonを手がける遠山正道さんから直接フィードバックをもらえます。

ただ、残念なのが一般の人がお題を投稿できないことや個別のアイデアに対して双方向のやり取りが少ないかなと感じます。
集合知とクリエイティビティによって解決案を皆で考えていけば、このような化学反応が次々と起こせるのではないでしょうか。

 

◆Blabo-ソーシャルチャレンジコミュニティ-

こちらは社会をより良い方向へと押し進めるグッドアイデアを企業と共に考えていくアイデアプラットフォーム。
普段、なかなか企業の中の人がどのような想いで事業を取り組んでいるのかって意外と知る機会って少ないですよね。

自分の「もっとこうしたら良いのに」というアイデアをどこに投げたら良いのかわからず、TwitterやFacebookにユーザーの声が点在してしまっている状況をよく見かけます。

そんな状況をBlaboは解決してくれます。
企業やNPOのお題に対して、実行者とアイデア提案者が双方向にやりとりを重ねながら実現へと繋げていきます。

サイト内を見てみると、ユーザー同士が良い具合に話が脱線していたり何気ないコメントにBlabo!(Facebookのいいねに近いもの)が押されているのもディスカッションサービスらしいです。

最近海外では、Co-Creation(共創)という言葉も出てきて企業と一般の人がコンセプト段階からディスカッションする場も生まれ始めています。

 

◆AKB48 Now on Google+

ファンの声を聞き、対話を行い共創を実践しているのがAKB48でありプロデューサーの秋元康氏だと私は思います。
話題になった「総選挙」、あれを考案したもともとの始まりは秋元氏ではありません。

今までメンバーの踊りのポジションを秋元氏が決めていて、それに対してファンから不満の声が挙がりました。
そこで、「皆でポジションを決めるって面白くないか?」ということで始まったのが総選挙です。
現在では、様々な業界でユーザー参加型の総選挙の仕組みが応用されていますね。

このような経験を元に秋元氏は、Google+を活用して全メンバーのアカウントを開設することでファンの意見を取り入れているのでしょう。

日経新聞の秋元康氏が語る「AKB48」ヒットの理由という記事でこのようにコメントしています。
「AKB48はファンが運転する“レールが無いゴーカート”です。プロデューサーはファンなのです。」
アイデア投稿はその声が反映されてこそ盛り上がるのであり、あらかじめ企業が回答を方向性づけている商品開発が多いことを危惧しています。

対話から生まれる予定不調和を楽しむこと、ある種の異質さが新たな化学反応を引き起こすのではないでしょうか?
AKB48の総選挙など話題性にばかり目を取られるのではなく、ユーザーとの対話の姿勢やなぜあそこまでファンは熱狂するのかを考えると様々なヒントが転がっていることに気付くことができます。

Facebookの実名制によりインターネットの透明度が高まってきています。オンライン上で企業と個人がタッグを組むというプロジェクトが多く生まれて欲しいです。

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