個人の力と想いが社会とつながり新しいアクションを生む、6つのクラウドソーシングサービス


ソーシャルメディアの魅力のひとつは、個人が持つスキルや想いと、それを必要とする人や場とがいつでも結びつくことが可能になるということです。
私たち一人ひとりが様々な人・コト・場とつながることで、社会に新しいムーブメントを起こすことができるかもしれない、そんな可能性に溢れた時代になってきたと感じます。
そこで今回は、個人のスキルやアイデアと社会のニーズをマッチングさせる6つのクラウドソーシングサービスを、「ボランティア型」と「地域型」に着目してご紹介いたします。

■ボランティア型
●sparked
http://www.sparked.com/
電車の待ち時間や、連休中に持て余した時間などに出来る社会貢献、マイクロボランティア。個人の持つスキルと、そうしたボランティアのニーズをマッチングするサービスが「Sparked」です。

「動物」、「環境」、「教育」、「貧困」など12のカテゴリーから自分の関心のある問題を選択し、「デザイン」、「ソーシャルメディア」、「マーケティング」、「ブログ」など自分が出来るスキルを登録します。すると、何人の人が同じ関心を持っていて、いくつのチャレンジがマッチングしているかを教えてくれます。Twitter、Facebookなどのアカウントを利用してサインアップすれば登録完了。おすすめのチャレンジが表示され、マイクロボランティアに挑戦できます。余った時間にさくっとできるものから、しっかりと取り組めるものまで様々なボランティアを紹介してくれます。ちょっとした隙間時間にボランティアをするという小さなアクションが積み重なり、大きなムーブメントを巻き起こしていくことが、新しい習慣になるかもしれませんね。

 

●Taproot Foundation
http://www.taprootfoundation.org/
NPOの世界とビジネスの世界をつなぐプラットフォーム「Taproot Foundation」。

特定の専門的なスキルやリソースの不足に困っているNPOに対して、その分野のプロフェッショナルがお金ではなくスキルで一定期間貢献するという「プロボノ(Pro Bono)」と呼ばれる活動を促進しています。単純作業ではなく、個人が培ってきた専門的なスキルを活かしてプロフェッショナルな社会貢献にチャレンジできます。「社会を変えるプロボノに、プロフェッショナルを結集させる」というミッションのもと、1300ものプロジェクトを実施してきました。こうした活動を通して今後は、自らのビジネススキルを仕事だけではなく、世界の社会問題の解決に活かすことを一人ひとりが意識していくことが重要なのではないでしょうか。

 

●Catchafire
http://www.catchafire.org/
会計、マーケティング、デザイン等の専門知識を持つボランティア希望者と、優秀な人材を必要とするNPOとをマッチングする、新しいオンラインプラットフォーム「Catchafire」。

創業者のレイチェル・チョン氏は、専門知識・経験を活かせるようなボランティアの機会とは半年かけても巡り合えなかったという経験から、このサービスを思いついたそうです。そのビジョンは、「ソーシャルグッドをより効率的で効果的なものにし、ありふれた世界にいいことを提供する」ということ。ミッションは「ソーシャルグッドな組織の潜在能力を高めるために意義ある経験とともに個人の才能を提供する」ことです。「プロボノ」と呼ばれる、プロフェッショナル・スキルを活かした社会貢献活動として、短期のプロジェクトに参加できます。まだ生かしきれていない個人のスキルや可能性を、存分に発揮できる場を発見できると考えられます。

 

■地域型

●SeeClickFix
http://www.seeclickfix.com/
街の小さな問題を投稿できるオンラインコミュニティ「SeeClickFix」。

それほど緊急性は無いけれど、どうにかしたい街の問題(落書き、リサイクルが行き届いていないなど)を市民ユーザーが投稿すると、地域の人やメディア、自治体、政府にそれが届きます。地域の問題をみんなで共有することで解決につなげていくという仕組みとして展開されています。実際のアクションに結びつくかどうか、という課題があると考えられますが、地域住民のパブリックなプラットフォームとして、自分たちの身近な地域の問題を顕在化し、ひとりひとりが行動を起こすきっかけになっていく可能性に期待したいです。

 

●Scoopshot
https://www.scoopshot.com/
「個人」と「メディア」をつなぐサービス「Scoopshot」。

フォトグラファーとなるユーザーはスマートフォンのアプリを利用して写真を撮り値段を設定します。その中から写真を探しているメディア・ジャーナリストが見つけ出して買い取り、記事に使うという仕組みになっています。地域のビッグニュースはいつどこで起きるかわからず、メディア側が常に対応できるとは限りません。ベストショットを収めているのは、意外とスマートフォン片手に現場を歩いている一般市民かもしれません。そうした個人の潜在的な可能性と、生の情報を求めるメディアとのマッチングが実現するおもしろいサービスです。

 

●Spot.us
http://spot.us/
地域住民が出資するコミュニティ・ジャーナリズム「Spot.us

地域に密着したローカル新聞は廃刊の危機に立たされています。そうした状況の中「市民ジャーナリズム」として登場したのが、地域住民が記事の費用を賄う非営利目的のサービスが「Spot.us」です。個人の市民やジャーナリストが話題にしたい記事のアイデアを投稿し、読者となる住民がそれに対して支払う金額を提示します。一定の金額に達すると、ジャーナリストが事実を調査し記事を書き編集者がそれをチェック、まずはSpot.usで公開され、それから地元メディアと共同で記事を配布するという仕組みです。地域住民自身が知りたい情報を主体的に提案し、一緒に地元メディアを盛り上げていくことが、これから求められていくようになると感じました。

 

いかがでしたでしょうか。
まだまだ生かしきれていない自分のスキルやアイデア、日々感じていた想いなどを、実際のアクションにしていける、そのための新たなプラットフォームとして、これらのサービスが積極的に活用されていく時代が、もう間近に迫っているかもしれませんね。ソーシャルウェブを通して、まずは小さなことからでも、着実に形にしていくための「つながり」や「きっかけ」が私たちの身近にはきっとたくさんあると思います。

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